の記事より

『S-1＋イリノテカン（IRIS/SIRB）＋ベバシズマブ併用療法は、日本の大腸癌１次治療の標準的レジメンである、

mFOLFOX6/CapaOX(XELOX)＋ベバシズマブ併用療法に対して非劣性を示すことが、第Ⅲ相試験TRICOLOREで明らかになりました。

本試験のこの最初のデータは、第15回日本臨床腫瘍学会学術集会（JSMO2017）で発表されました。』

かいつまんで書くと、今までの１次治療にはオキサリプラチンを使う傾向が強かったのですが、オキサリを使うと末梢神経障害によるQOLの低下と、それに伴い治療を継続できないという問題がありました。

そこで、経口剤を使ったレジメンもあった方が良いだろうということです。

これが、S-1＋イリノテカンというわけですが、 そのレジメンを ガイドラインに関わるような治療 にしたいと考えた北大の研究グループは、オキサリプラチンベースの併用療法に勝たないと駄目だと考えたのですね。

そこで 1次治療の王者であるFOLFOXとの比較試験を計画したわけです。 

結果!！

『FOLFOX＋BmabにS-1＋CPT-11＋Bmabは非劣性を示す』

S-1＋CPT-11（イリノテカン）＋Bmab（アバスチン）は、FOLFOX＋ベバシズマブ（アバスチン）よりも劣っていないよ、ということが臨床試験で証明されました。

それどころか、 VEGF阻害薬（血管新生阻害薬・今回の場合はアバスチン）を用いたレジメンとしては、これまでで最も長いPFS（無増悪生存期間）が得られています。

それに、オキサリプラチンを使わないので末梢神経障害がなく、治療も続けられるということですね。

ということで、今後の１次治療で仕事で手や指を使う患者さん等にイリノテカンから始めても、生存期間が短くなることもなく治療の選択肢が増えました。

途中で休薬したりせずに治療を継続できますしね。

逆に、脱毛がいやだということならば、オキサリを使うということもできますね。

さらに、経口剤なので生活するうえでの不便さは極めて少なくなります。

FOLFOXで治療した方は分かると思いますが、あの持続静注の煩わしさといったらありませんでした。

お風呂はもちろん、シャワーも躊躇してしまいます。

外出するにも、家事をするにもどこかに引っかけてしまわないか、とか目立たないように、とか色々気を遣うのです。

なので、 5-FU持続静注がないというのは、S-1＋イリノテカンの大きなポイントです。 

さて、最も重要なのは、

『対照群であるオキサリプラチンベースの併用療法群のPFS中央値は10.8カ月と、世界標準と同じだけのPFSを出しているところです。それに対して、S-1＋イリノテカン＋ベバシズマブ群は14.0カ月であり、これはVEGF阻害薬を使った大腸癌の第III相試験では最長のPFSだと思います。 』

ということです。

さらには、

『 またIRISレジメンは、第II相試験で肝転移例におけるconversion切除率（化学療法と手術を組み合わせた手術）は3割を超えています。これは抗EGFR抗体薬（分子標的薬・セツキシマブ、パニツムマブ）と同程度です。ベバシズマブに比べて腫瘍の縮小効果は抗EGFR抗体薬のほうが強いのですが、ベバシズマブのほうが組織学的に壊死する状態に至り、深い組織学的制御ができるという情報もありますので、根治という方向に持っていくのはベバシズマブのほうが期待できるのかもしれません。 』

ベバシズマブの方がキレがいいってことでしょうか？

また、RAS変異型にはベバシズマブが推奨されているので 、S-1＋イリノテカン＋ベバシズマブが良い選択肢となっていくでしょう、とのこと。

RAS野生型に関しては、 今後RASステータス別のサブグループ解析が行われますので、その結果次第ということです。

これ、オキサリプラチンにアレルギー反応が出てしまった私にとってはとても重要なのです。

RAS変異型の方にとっても朗報ではないでしょうか。

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常盤薬品工業　NOVⅢ（ノブⅢ）　バリアコンセントレイト　解析

　　保湿力：★★★★★
　　皮膜力：★★★☆☆
皮膚安全性：★★★★★
　抗酸化力：★★★★☆
保湿持続性：★★★★★
伸びの良さ：★★★☆☆
しっとり感：★★★★★
サラサラ感：★★★☆☆
敏感肌適正：★★★★★

　価格適正：★★★★★（30g：5400円） 

　　総合評価：★★★★★

敏感肌への配慮を怠らず、かつ非常にクオリティの高い美容液です。

有効成分には『グリチルレチン酸ステアリル』を配合しており、

これは油溶性の抗炎症成分です。

肌の炎症を効果的に抑えてニキビや肌荒れを防ぎます。

有効成分に抗炎症剤のみというのは非常に潔い処方で、

個人的にはこのあたりのシンプルさが好印象。

ただし最も褒めたいのは美容液のベース構成です。

主成分としては「BG」「スクワラン」「グリセリン」「ベタイン」「ホホバ油」などが配合されていますが、

これら全ての成分が肌への負担の無い低刺激の成分です。

また面白いのはスクワランやホホバ油に加えてベタインやグリセリン、ヒアルロン酸Naなど肌本来の保湿成分と類似構成のベースになっている点。

このような処方は肌との親和性が非常に高く的確にお肌のバリア機能を高めます。

さらに肌バリア補助成分としては

ヒト型セラミド（N-ステアロイルフィトスフィンゴシン：セラミド３）も当然の如く配合。


肌本来の保湿成分をベースにセラミドを含有した構成というのは肌の保湿剤としては大変理にかなった構成と言えます。

さらには抗酸化成分としてビタミンEとビタミンC誘導体も配合。

つまりこれ一本でスキンケアに求められる

・肌機能と類似の保湿

・抗炎症効果

・セラミドの補給

・抗酸化

などの効果を一手に獲得できる構成になっています。

しかも成分が非常にシンプルで一切の無駄が無い点も素晴らしいです。

不要なエキスや精油・香料・着色剤・アルコール・皮膚刺激のある界面活性剤などなど

イメージを良くするだけの成分や良好な使用感を演出するだけの成分など一切無添加。

化粧品における「理想的な保湿化粧品」を完璧に体現したかのような美しさすら感じる成分構成です。

普通の大メーカーであれば間違いなく万円単位の商品ですが、

３０g：５４００円はむしろお買い得なのではないかと僕は思います。

普段「美容液なんて別に不要」と言っている僕ですが、

こちらの商品に限っては前言撤回。

むしろこれさえあれば化粧水も乳液もクリームも必要無いのではないでしょうか(;^^A

以上、珍しく褒めるところばかりで文句をつけるところがほとんどありません。

とてもいい商品だと思います！

ノブＩＩＩ バリアコンセントレイト 30g
価格:￥ 5,400

有効成分：グリチルレチン酸ステアリル
その他の成分：水、ＢＧ、スクワラン、濃グリセリン、ベタイン、ホホバ油、ジメチコン、ベヘニルアルコール、親油型ステアリン酸グリセリル、ＳＥステアリン酸グリセリル、モノミリスチン酸デカグリセリル、Ｎ－ステアロイルフィトスフィンゴシン、ヒアルロン酸Ｎａ－２、α－グルコシルグリセロール液、ｄｌ－α－トコフェロール、２－Ｌ－アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、カルボキシビニルポリマー、クエン酸、テトラ２－エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ワセリン、水酸化Ｋ、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、フェノキシエタノール

肌あれ・乾燥を防ぎうるおいと透明感のあるお肌へと導く高保湿美容液です。
皮膚と同じ構造の天然型セラミド（セラミド3※）を配合しているから、お肌に素早くなじんで高浸透。
乾燥や肌あれでバリア機能が低下した角層に保湿成分が入り水分をとじこめ、しっかり保湿します。
※N-ステアロイルフィトスフィンゴシン(保湿成分) 

https://www.amazon.co.jp/常盤薬品工業株式会社-ノブＩＩＩ-バリアコンセントレイト-30g/dp/B005UKA14A


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