※アニメ化が決定している作品です。リンクがある作品はクリックすると公式サイトに飛びます。
その他のリンクが無いものは公式サイトがまだ出来ていないのでお貼りしていません。
※今後、詳細・放送時期が分かり次第随時更新していきます。
更新後の追加作品には
が付きます。
更新日:10/9に更新しました!
【2018年1月冬放送】
[2期]
[2期]
[4期]
[2期]
[2期/2018年初頭に放送]
[2期]
[新作]
[2期]
[新作]

[2期]

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【2018年4月春放送】
ヲタクに恋は難しい
[配信]
[新作]

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【2019年放送予定】
[3期]
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【放送未定】
ロックマン
6HP Six Hearts Princess
銀河神風ジンライガー (J9シリーズ新作)
ビアンカ・オーバースタディ
サバンナゲーム-始動-
あるゾンビ少女の災難
海王
あくびをするにはワケがある
さどんです
ハイスコアガール
STEINS;GATE 0
SUPER LOVERS
銀河神風ジンライガー
がくモン!
[第4期・第5期]
ISLAND
Infini-T Force
PEACE MAKER 鐵
K Seven Stories -7つの物語-
戯言シリーズ
ご注文はうさぎですか?[新作]
Force of Will
メカクシティアクターズ~メカクシティリロード~ [2期]
Tokyo 7th シスターズ
R.O.D [新作]
[最終章]
鬼平犯科帳~鬼平~
ホイッスル [新キャストでボイスリメイク2017年より動画配信]
[新作]
[2期]
[2期]
明治東亰恋伽
スターリーガールズ-星娘-
風のクロノア
あいまいみー [3期]
[ショートアニメ]
[新作・続編]
刃牙-バキ- [第2部]
[2期]
聖闘士星矢セインティア翔
[2期]
[新作]
[新作]
美少女戦士セーラームーンCrystal [新作・続編]
キリングバイツ
てぃ先生
機動戦士ガンダム Twilight AXIS
[外伝/オムニバス編]
[白実行委員会シリーズ]
はてな☆イリュージョン
ウマ娘 プリティーダービー
[続編/2期]
[2期]
攻殻機動隊 [新作]
スロウスタート
[3期]
[新作]
[スピンオフ]
プロジェクトD
盾の勇者の成り上がり
グリッドマン
PROMARE
[続編]
殺戮の天使
[2期]
[アニメ新企画始動]
メルヘン・メドヘン
シュタインズゲート・ゼロ [アニメ新企画進行中]
閃乱カグラ [2期]
ゴールデンカムイ
デスマーチからはじまる異世界狂想曲
カゲロウプロジェクト [新アニメ企画進行中]
賢者の孫
[3期]
[3期]
[2期]
[3期]
[2期]
鹿楓堂よついろ日和 
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ [5期/続編]
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【2018年放送予定】
[長編]
[新作]
[新作]
悪魔城ドラキュラ [シーズン2/配信]
[春Netflixにて独占公開]
[オリジナル]
[3期]
[3期]
[4期/春放送]
ちおちゃんの通学路
アンゴルモア元寇合戦記
からかい上手の高木さん
FAIRY TAIL [3期/ファイナル]
聖闘士星矢 [新作]
ペルソナ5
[新作]
魔法少女サイト
レイトン教授 [全26話]
[新作/続編3期]
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【OVA/OAD】
[2017年8月26日劇場上映]
[全2話]
[3巻特装版オリジナルアニメ]
[完結編全4話]
[2017年10月28日劇場上映]
[新作エピソード]
[2018年初夏に期間限定劇場上映]
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【劇場版映画公開予定】
[映画]
[劇場版新作]
[秋11月]
[2017年8月公開]
[2017年8月26日公開]
[2018年夏公開]
[全3章/第1章2017年9月16日公開]
[総集編/2017年9月30日公開]
[全3章/2017年10月14日第1章公開]
[3章/10月14日公開]
[全3章/第1章2017年10月21日公開]
[2017年10月28日公開]
[2017年10月28日公開]
[2017年10月13日公開]
[2017年2017年11月4日公開]
[前編2017年11月11日公開/後編2018年予定]
[新作/11月11日公開]
[全3章/2017年11月17日]
[全3章2017年12月2日]
[最終章全6話/第1話12月9日公開]
[2018年1月6日公開]
[新作/続編2018年1月13日公開]
[2018年2月24日公開]
[実写&アニメ映画化]
[前篇2017年公開]
劇場版 薄暮 [2018年公開予定]
[完全新作]
[新作]
[新作/2018年公開予定]
[新作/2018年公開予定]
[2018年初春/新作]
[4期/前後編]
[新作・続編/2018年公開]
[新作・続編/2018年公開]
劇場版 ポケットモンスター [2018年夏公開]
[アニメ完成2019年秋予定/公開未定]
[2018年2月公開]
[2018年5月公開]
[2018年公開]
[3部作制作決定]
[制作決定]
[2018年12月2日公開]
[2018年2月9日公開]
[2018年公開]
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クレヨンしんちゃんは子どもの頃からとても好きな作品だ。むさえほどの年齢になった今でも毎週欠かさず見るし、頻繁にTSUTAYAでレンタルをしてまで見る。しかし、最近のクレヨンしんちゃんは面白くない。
原作者不在となってからつまらなくなったというのはよく聞く話だが、つまらなくなったのはそれ以前からの問題だと私は考えている。
テレビの時代が移り変わり、広告料から利益を得るシステムから、コンテンツとして幅広く利益を得るシステムを意識してのことだろうが、キャラクターとしてクレヨンしんちゃんはドラえもんやサザエさんに寄せていってしまったと感じる。
初期のクレヨンしんちゃんは明らかに幼稚園児だった。時にコンドームをガムと間違えたり、裸でプロレスごっこをしているヒロシとみさえをいじったりする。このギャグが面白いのは単なる下ネタだからというわけではなく、しんのすけの「無知」さがあるからである。
ひろしと綺麗なお姉さん談義を繰り広げたり、ひろしの収入や家のローンについていじったりする。それは決して意味が分かって言ってるわけではないだろう。真顔で大人の言うようなことを背伸びして言ってのける幼稚園児が面白いのだ。
喋り方にも年代を重ねるごとに変化が表れている。初期は喋り方に抑揚がなく、棒読みに近い喋り方だった。これは物事の分別がまだついていない幼稚園児を演じているわけだから適切な演技であると言える。この棒読みでぶっ飛んだことを真顔で言ってしまう。対して周りの大人は顔を青ざめたり冷や汗をかいたりする。間を挟まずげんこつが飛んできたりもする。それでもしんのすけは反省することなく真顔でたんこぶを作っている。
しかし最近のしんのすけはどうだろう。喋り方に抑揚があり、良く言って表情豊かである。悪く言えば幼稚園児らしくなく、ませている。小学生と比べていてもませているだろう。背伸びをしているちょっと鬱陶しい小学6年生と言った感じだ。今流行のYoutuberを真似ている小学生に似た鬱陶しさがある。はっきり言って寒い。たとえばペットを飼っていたり、あまり日本語が達者でない外国人が周りにいれば分かるかもしれない。人間にとって当然のことをペットが驚いたり珍しそうにしていたりするのを見ると口角が上がってしまう。外国人が片言で言い間違いをするとクスリとしてしまう。「無知」は笑いになるのだ。近代のしんのすけはどうだろう。放送を重ねるうちにしんのすけは確実に成長を重ねている。知能で言えば明らかに小学校高学年を超えているだろう。下手をしたら高校生レベルですらある。以下の画像は近代のクレヨンしんちゃんの1シーンだ。みさえからシロに餌をやりなさいと指示を受けるしんのすけ。当然ながらしんのすけはこれに従わない。叱るみさえ。これにしんのすけは幼稚園児らしさのかけらもなく、こたつに入ったまま雑誌を読みつつ、めんどくさそうにこう返答する。「(シロが)今日は全然食欲ないって。このところバーゲンで買ってきた安売りの餌ばかりで食べる気がしないって(言ってたぞ)」
(そしてこの表情である。)
もはや子どもではない。無気力状態である。こんな元気のない腹が立つしんのすけを誰が見たいものか。もはや別人である。
もし初期のしんのすけであったら口紅でいたずらするのが忙しいなどと言ってみさえにげんこつを喰らっただろう。しかしこの時げんこつが飛び出すことはなく、それどころかみさえさえシロに餌をやらずに出かけてしまった。
その結果、シロは自ら餌を補充し、部屋を掃除する。買い物から帰宅したみさえは片付いた部屋を見てしんのすけにご褒美を与える始末。しんのすけはシロとこのご褒美を共有し、いい話だなー的雰囲気を演出するが、この話ではご褒美をシロと食べる時以外こたつで寝ている。このしんのすけのキャラクターを私はとてもわかりやすく形容することができる。「磯野カツオとさくらももこを足して2で割った人格」である。
先述した初期ならば悪戯が忙しいから無理だという展開。もちろんこれは初期に登場する黄金パターン。同じ展開を嫌った脚本家が新しい道を模索するために書いた展開で仕方がないことかもしれないとも想像できる。ネタ被りはご長寿番組ならある程度仕方がないことである。
クレヨンしんちゃんよりもずっとご長寿番組と言えばサザエさん。半世紀近くアニメを放送し続けており、7000話近い歴史がある。今更新しいネタなんてないだろう。しかし昔と変わらずただひたすらサザエさんはサザエさんであり続けている。枯渇したネタをどうしているんだろう。サザエさんの場合は完全に開き直って全く同じネタをそのまま使い回している。
しかもサザエさんの場合、大昔のネタを使い回すのではなく、近年使ったネタを今年も平気で使う。しかし視聴者はそれを見て受け入れる。サザエさんに新しい要素はいらない。あの作品は 現代の落語 なのである。
ギャグアニメのクレヨンしんちゃんの場合、落ちの使い回しは最悪だが、しんのすけの性格を変えてまで新しいストーリーを作る必要はあるのか。クレヨンしんちゃんの世界ではスマートフォンが登場するなど現代基準で時間が進んでいる。時代が全く進歩しないサザエさんより楽なのではないか。脚本家のプライドなど誰も必要としていないのだ。
結果、無知だったしんのすけは消失し、周りの空気を意図的に読まずに発言をする機会が増える。要するに笑いを取る方法が「漫才」に変化したのである。初期のクレヨンしんちゃんでもテンポの良いツッコミ(げんこつ)は存在した。しかしそこには最強のボケ(無知)が存在していた。そしてそのげんこつには親として愛がこもっていた。ここまで現在のクレヨンしんちゃんを批判したが、知能を小学生レベルに引き上げるのはある種仕方のないことだった。クレヨンしんちゃんに並ぶ国民的アニメ、ドラえもんや、当時新アニメだった、あたしんちなどとの競合。劇場版の動員数を稼ぐために対象を小学生にしたことなどがあげられる。
幼稚園児はクレヨンしんちゃんを見ない。
いつの時代もトップに立つ人間は無能である。クレヨンしんちゃんのメインの視聴者は確かに小学生だが、今のクレヨンしんちゃんは小学生のみが見ること前提に作られている。
近代のクレヨンしんちゃんに多大な影響を与えたとされる「大人帝国の逆襲」と「戦国大合戦」。映画での技術がアニメにフィードバックされるのはアニメの質の向上に良いことだ。しかし、上記2作で分かったことであろう、大人も子供も同じように楽しめるクレヨンしんちゃん、はどこに消えてしまったのか。
あまり関係のないことだが、劇場版で使用したBGMをアニメ版で使うことを私は多いに嫌っている。スクリーンで流れること前提で作られてたBGMを、素朴な日常マンガであるアニメで流したら世界観がぶち壊れるのは当たり前だ。これも近代のクレヨンしんちゃんが色あせてしまった原因の一つであると考えている。
クレヨンしんちゃんには大人のファンも多くいる。クレヨンしんちゃんを見て育った世代も今や大人である。大人向けコミックスが子ども向けに編集されたらつまらないのも当然。深夜番組がゴールデン時間帯に移動しつまらなくのと同じ現象だろう。
クレヨンしんちゃんはただの幼稚園児から小学生のためのヒーローとなったのだ。テレビ朝日の奴隷となったのだ。PTAの犬になったのだ。
ヒーローとなったことで一時的に人気を得るもレベルが低下して行ったコンテンツを私は知っている。「ゴジラ」だ。ゴジラも特撮ヒーローブームに乗っかって子ども向けヒーローとしての扱いになり、最終的にシリーズは一時的ではあるが打ち切りの運命を辿ってしまった。お金を持っているのは大人なのに、なぜ子供をターゲットにするのか。そして子供向けはなぜチープになるのか。子どもなら騙せると思っているのだろうか。
今一度昔のクレヨンしんちゃんを、幼稚園児だった頃のクレヨンしんちゃんが私は見たい。
その解決策としてクレヨンしんちゃんの新シリーズ開始、というのはどうだろうか。裏タイトルは「大人クレヨンしんちゃん」。PTAに文句言われることなく、社会の足枷から解き放たれたクレヨンしんちゃんを私は見たい。
げんこつもない。お仕置きのぐりぐりもない。母ちゃんのことをみさえと言わないしんのすけは嫌だ。