こんにちは。美聖です![]()
昨日の続きです~![]()
こちら→
結果的に父の縁故ということで
中途採用され入社したのは
営業会社だった。
私はそれまで
美容師や接客業しかしたことがなかったから
初めての一般企業の営業職に就くことになった。
と言っても
私が配属されたのは
化粧品事業部。
入社していきなり営業管理部長になった。
カッコイイでしょ![]()
部長![]()
その事業部ね、
社員は私だけなの。
だから部長![]()
そして、私が入社した時の
事業部のひと月の売り上げは
1万円・・・。
全社員が30名いる会社で売上1万円。
社内の人間すら買ってないんか~い
(笑)
そんな窓際部署を任された。
前職が美容師だったという理由だけで(笑)
当然、仕事時間が始まってもすることありません。
だって売上1万円だもん(笑)
電話もかかってこなけりゃ、
営業に行くところもない。
というか、まずどこに行って
何をすればいいのかサッパリわからない。
だから社内にいる人を捕まえて
まずどうしたらいいか聞くんだけど
ここは営業会社。
社員は圧倒的に男性の割合が高い。
そして、返ってくる答えは
「僕に聞かんとって~~![]()
化粧品のことなんてわからへんし![]()
」と言われる・・・。
化粧品部門の人間というだけで
明らかに避けられる毎日だった![]()
私はすることないから、
朝9時から夕方5時まで
ひたすら皮膚生理学や
商品説明のテキストなんかを
熟読していた。
そして、社長に
社長室に来るように呼び出された。
社長室に入ると
「美聖さん、あそこで本読んでたって
大根1本、売れへんで
」と言われた。
「アンタが10人の人に1000円の口紅1本売って
その10人が10人に1000円の口紅1本売れば
1000円の口紅が100本売れる。
それで10万円の売り上げになる。
アンタ、それがわからんか?」と言われた。
(その10人はどこにいるんじゃ![]()
それがわからなくて困ってるのに
この会社は誰も教えてくれないじゃないか![]()
)
と腹の中で叫んでいた私は
「わかりません![]()
![]()
」
とだけ言い放って社長室を出て行った(笑)
そんな時、一本の電話が鳴った。
私がいてた会社は子会社だったから
本社があったんだけど
その本社の化粧品担当者の方からだった。
「美聖さん、はじめまして![]()
わからないことがあったら、これから
なんでも聞いてくださいネ~~
」
すがったね~~![]()
すがったさ~~~![]()
![]()
全力で。
「一から教えてくださ~い
」って(笑)
あまりの私の勢いに引きまくりながら
一から教えに来てくれることになった。
そして、営業の仕方を教えてくれた。
元々、私は人と接するのが好きで
接客業をしていたから
会社の片隅で教科書を一人で熟読しているより
営業に出向いてお客様とやり取りするほうが
数百倍 楽しかった。
そして、この時に私は
自分の知らなかった能力に
気が付いた。
お客さんの数がドンドン増えていく。
2~3人だったのが
20~30人になり
200~300人になり
私は全ての人の名前をフルネームで
ソラで覚えられるのだ![]()
この能力は便利だった(笑)
人って名前を憶えてくれてるだけで
純粋にうれしいもんじゃないですか![]()
必ず名前で呼ぶだけで
親近感が増してくれて
ファンが増えた。
今、なにかしら主婦を対象に
営業をされている方は
この方法は絶対おすすめです![]()
そして、何回かお会いしたりして
親密度が少し増えてきたら
ぜひ下の名前で呼んでみてください。
この時の私のお客様は100%主婦の方でした。
(シングルマザーも含む)
主婦の人って苗字は旦那のもので
下の名前が自分のものなのよ![]()
下の名前で呼んでもらったら
それだけで心の開き具合が断然広くなります。
これは実証済み![]()
そして
売上も増えた。
入社当時、月売上1万円(笑)だった事業部は
この頃、月300万円を売り上げる
花形事業部になっていた。
だけど、この当時でも私は
パソコンってほとんど使えなくて
コピペってあるじゃないですか![]()
コピー&ペースト。
できないから、ホンマに
使いたい絵とか載ってる雑誌を切り抜いて
白い紙に貼って上にマジックで文章書いたヤツを
コピー機でコピーする・・・
これがホンマの
ザ
コピー&ペースト(笑)ってしてたくらいです![]()
それが今じゃパソコンでお仕事してる・・・
なんでも、やりゃ~できるようになるもんだ![]()
![]()
私は仕事が楽しくて仕方なかった。
・・・ってのもあったけど
この頃、例の不倫の彼氏と一回お別れして
ボロボロだったから
仕事に没頭してることで
気がまぎれたっていうのもある。
だけど、その彼が正式に離婚して
私を迎えに来てくれた![]()
フリーの彼氏はできたわ![]()
快適な一人暮らしやわで
ハッピー
ルンルン![]()
![]()
そんな時、母から1本の電話があった。
「お父さんが入院した」
あわてて病院に駆けつけると
父はベットの上で朦朧としながら暴れていた。
横で注射器を持って
プルプル震えてる若い女医さん。
何事![]()
![]()
聞くと父は肝臓を患っていたんだけど
血中のアルコールが脳のほうに
ズンと行ってしまったらしくて
錯乱状態になっていたらしく
鎮静剤の入った注射を何本か打ってるけど
効かないらしい。
それで女医さんが
「この1本まで打って
もし死んじゃったらどうしよう・・・」って震えてたらしい・・・![]()
私は暴れる父を後ろから羽交い絞めにした状態で
抑えながら女医さんに
「打たなきゃどうしようもないんやから
そこで震えてんとプスッとやらんかい![]()
」と言った・・・(笑)
注射を打ったことで父はス~っと穏やかになり
それまで遠い所を見ていた目が
眼力が戻り、私の方に振り返って
「おお
美聖![]()
![]()
どうした
久しぶりだな
」と
暴れていたことは全く覚えていない状態だった。
父が63才、私が28歳の時だった。
★旦那とのガン闘病記の目次を作りました![]()
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★お茶会します![]()
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8月30日(水)13時
お茶会は二時間程度です。
大阪駅近くのカフェ。参加希望の方にお知らせします。
3000円(飲食代別)
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