ガッテンって、なんじゃろ
上は十日ほど前にFacebook に載せた記事なのだけれども、NY駐在奥様の間ではたくさん反響がありました。
もともと白人はヨーロッパでも緯度の高いところに住んでいるので、日差しを大切にして、良く日光浴をします。それと言うのも、くる病(ビタミンD不足から骨が曲がってせむしになる)をおそれているからです。
そう考えると、緯度の低い、ヨーロッパの南の中近東では、肌を隠して日差しと乾燥から肌を守っています。
アジアをはじめ、日本はその中間にあたるわけだけれども、おそらく、日照不足による、くる病の恐怖も、中近東の日差しと乾燥の恐怖もないからか、美肌ブームに沸いて、日差しを悪と決め付け、極端な紫外線防止にはしっています。ただでさえ湿度が多い分、日本人の肌はきれいです。さらに美しい美白をもとめているわけです。
それが・・・
今日、NHKのためしてガッテンをみていたら、紫外線防止に徹している今の20代、30代の女性は骨粗鬆症になっており、おそらく年を取った時に骨折の危険にさらされるだろうと言っていました。
思っていたとおりです。
日本人の紫外線防止はやり過ぎだと思います。
私はというと、日々走りながらさんさんと紫外線を浴び、日焼けを気にしていません。もちろん、日焼け止めをぬったり、長袖を着たりしていますが、完全には防げません。
覚えておくと便利なガッテンのウラワザ
前回に股関節が大腿骨の内転がしっかりとコントロールできないと膝に「捻り」が加わり痛みが出てくると言いました。さてこの股関節の安定性は一体どのように膝の「捻り」をコントロールしているのでしょうか?
ここでプラスでもマイナスでもいのでドライバーでネジを締めるのを想像して下さい。電動ドリルではないですよ、あくまで手動です。いいですか?
ネジを締める時にはドライバーのグリップを持ち時計回りに回せば閉まり、反時計周りに回せば外れますね。ドライバーが大腿骨で、ドライバーとネジの先が膝関節、そしてグリップを掴んで回して動かしている手が股関節周辺の筋肉と考えてます。
とすると大腿骨の内転のコントロールは股関節周辺の筋肉がしていることになるのです。膝関節が痛いという人は股関節周辺の筋肉がしっかりと働いていなく、大腿骨を内転させてしまい、膝が嫌がる「捻り」加えて痛みを起こしている可能性が高いのです。
大腿骨の上部に付いている股関節周辺の筋肉の量に比べたら内側広筋(膝の上方内側の筋肉)ができる仕事なんてたかがしれていますね。膝には自分の体重ならまだしも、歩く、走る、跳ぶという動作には一瞬で体重の何十倍という負担がかかると言われています。
股関節周辺の大きな筋肉を使わず、見た目も小さい内側広筋肉に膝の安定性を保つという過酷な仕事を押し付け「もっと強くなれ」と鍛えることは身体に対しての単なるイジメやしごきに値するのではないでしょうか?
ここで疑問が少し出てきます。サラリーマンや日頃あまり運動をしていない人はともかく、プロスポーツ選手、アマチュア選手、大学高校中学生ととにかく日頃一生懸命練習していて、ウエイトトレーニングは当たり前になってきた今日この頃、身体を鍛え、筋肉も強いはずなのにどうして膝をだけでなく腰や肩などのケガが多いのでしょうか?