



刺繍も可愛いよ💕










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こんにちは。
岡田知子です。
珍しく、こんな時間に登場しました。
今日は「本」の話題。
先日、出先でどうしても本が読みたくなったんですよ。
元々「趣味は読書です」と、
根暗代表の答えを言うほど、本好きだったわたし。
幼い頃から、小説を読み漁ってきました。
小学生の頃は、図書館で「怪盗ルパン全集」借りて読みまくり、
中学生になったら、コバルト文庫とティーンズハートを読みまくり、
(花井愛子さんとか、藤本ひとみさんとか、折原みとさんとかね。
懐かしいと思ったあなた、同世代ですね♡)
高校生以降は適当に流行り物を読んでたかなあ。
でも基本的には、小説派。
エッセイとか自己啓発はあまり興味なく、今まできました。
ところが、起業してからというもの、
「自己啓発」系の書籍ばかり読んでいて。
でも正直あまり進まなくて(笑)
得意じゃないんですよね…(笑)
先日出かけた際に、
「帰り道に読む本を買いに行こう」
と書店に寄りました。
一応自己啓発系の売り場も見たんだけど、
「小説読みたい!どうしても!
いつもは図書館で借りるんだけど、
いますぐ何かしら読みたい!」
そう思って買ったのがこちら。
Amazon |
浅井リョウさんの「何者」。
直木賞受賞作品だし、映画化もしたので知っている方も多いのでは?
(映画公式サイト)
簡単なあらすじはamazonさんから。
就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。
光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。
瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。
だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。
この「何者」。
たまたま少し前に友達が読んだと話していて、
「いや〜〜就活生の話だけど、結構深かったわ〜」
と言ってたので、読んでみました。
いやね。
これね。
SNS起業家は読んでて胸が痛くなるよ(笑)
わたくし、読書感想文が死ぬほど苦手なので、
うまく伝えられる気がしないのですが。。。(笑)
この話は「Twitter」がメインなんだけど、そこでの発信どうこうがね、胸が痛い。
自分の努力をやたらと披露し続けるひと。
世の中客観的に見て「俺は他の人間とは違う」と振る舞うひと。
それを上から見て「痛い」と笑う人。
そうしないと立っていられない若者たち。
彼らは「就職活動という場」ではあるのだけど、
別に何者でもない自分を「何者かに見せる」ということをしてるわけです。必死で。
自分の中にあるカードを、よりよく見せるために振る舞い、選ばれようと模索する。
自分じゃない誰かになるためにSNSを使い、
頑張ってる自分、人とは違う自分、輝いてる自分、
そんな自分を演出している。
あーーまさに
SNS起業家じゃないかー。
痛くて辛くて悲しくて、
どの人も「いるいる!」な感じだし、「私かも…」な感じだし、
なんだかぐいぐい読んでしまいました。
機会あったら是非、読んでみてください。
ラスト30ページに「おお!」という仕掛けも用意されています。
(私はそんなに驚かなかったけど)
(ああ、なるほどな〜的な)
SNSやってたら、
誰でも共感できるものなのかもしれない。
みんな、
何者であるかのように振る舞っているのかもしれない。
で。
あなたは一体「何者」?
以上、岡田知子でした。